アウトドア派向けの開放的な〝本物の木の家〟

五感が癒やされる家

　ログハウスを思わせるガッシリとした木組みとウッドデッキが特徴の松本邸。長く延びた大屋根を支えるように、何本ものヒノキの柱が家の周りをぐるりと囲む。ベージュ色の塗り壁は自然に溶け込み、落ち着いた印象ながらも存在感あふれる外観となっている。

　「私たちが思っていた以上の家ができて大満足です。点数にしたら満点超えの120点です」と、ご夫妻の笑顔が弾ける。

　夏はキャンプ、冬はスノーボードとアウトドア派のご夫妻が理想とするマイホームは、「山小屋のように飾らず、五感が癒やされる家」だった。そんなお二人の要望をしっかり汲み取り、匠の技を駆使して・本物の木の家・を造り上げたのが横山建設だ。新居に引っ越して間もないが、「木の香りに包まれて毎日、心地よく暮らしています」とご夫妻は口をそろえる。

木に囲まれた快適生活

　外観同様、室内の力強い木組みも松本邸の魅力だ。玄関ドアを開けると、広々とした土間に続いて、開放感あふれるリビング・ダイニングが目に飛び込んでくる。最大６・の高さの吹き抜け勾配天井には、現し造りの太い梁が縦横に延び、そのダイナミックさに圧倒される。高窓からは柔らかな自然光が降り注ぎ、無垢の床を優しく照らしている。

　「時折、山小屋に居るような錯覚を覚えます」とご主人。床はヒノキ、壁はスギの無垢材でできており、「木に囲まれた生活と言っても過言ではありません」とうれしそうに話す。横山建設は木の使い方に長けており、ご主人がお気に入りの大黒柱はヒノキの磨き丸太、リビング階段はスギ、ウッドデッキは雨に強いクリと適材適所を貫く。

　マホガニーの1枚板で作ったダイニングテーブルをはじめとした造作家具にも匠の技が光る。「食器棚や洗面台は私の身長に合わせて作ってくれたので、とても使いやすいです」と、奥さまは細やかな配慮に感謝する。

動線を考えた間取り

　シンプルな動線になるよう間取りにも工夫が。キッチンの背後に浴室、洗面脱衣室が一直線に並んだ便利な水回りは、奥さまのお気に入り。階段ホールを巧みに利用したパソコンコーナーは、仕事場にもなっている。また、1階の土間収納はアウトドア用品の収納兼ホビールームとして活躍し、家と外をつなげる空間になった。

　極めつけは、広々としたリビングから土間、ウッドデッキ、庭へとつながる動線だ。アウトドア派のご夫妻にとって、外の自然を身近に楽しめる間取りは、最高の・贈り物・となっている。

　１階の和室（６畳）はウッドデッキに面しており、障子とガラス戸を開ければ、デッキと一体となって広々とした空間が出現する。「バーベキューをしたり、カフェスペースに利用したりと、考えるだけでワクワクします」とご主人。
　
　ご夫妻の最高の家をつくりたいという思いと、横山建設のひとつひとつ丁寧に手間を惜しまない姿勢との信頼関係によって、味わい深い住まいが完成した。