こだわりが随所に。 モダンアートをイメージしたデザイン住宅

センスと自由度の高い家づくりが決め手

　「アーバン＆モダンな路線の家づくりを突き詰めてみたかった」と、施主のKさんご夫妻が語るように、印象的な外観デザインが目を引く。センスのいいビルダーを求めて、十数社を訪ね歩いた。「家づくりに対するこだわりが多い私たちを受け止めてくれ、最終的に迷うことなく依頼したのがアッシュコーポレーションでした」と振り返る。

　１階がご夫妻の住まい、２階は賃貸用のアパートが４室。それだけに検討する部分も増え、同社との打ち合わせも数多く行われた。「建築・不動産など、さまざまな分野に精通したスタッフがいて、少人数だからこそのチームワークの良さも魅力。予算の上限を決め、その範囲内でコスト管理してくれたので、追加の費用を気にせず、安心して家づくりを楽しむことができました」。

気分が高揚する特別な空間に

　ご夫妻には家づくりを進める中で、どうしても使いたい家具や設備があった。その代表例が、ＬＤＫを彩る正方形のアイランドキッチンやシャンデリア。いずれも２人がほれ込んだ逸品だ。

　ご夫妻が意図した通り、ＬＤＫの核となっている。白を基調とし、鏡張りのドアや光沢のある床など、輝きのある室内に仕上がった。

　それぞれ多忙なご夫妻の共有の書斎も使いやすいよう考えられている。片面はすべて造り付けの資料棚で、２人分の書類を収納できる。洗面室は高級ホテルのような空間が広がり、その奥にはインナーテラスが配置されている。洗濯物の室内干しもできる便利な場所だ。

　ベッドルームはLDKのテイストとは異なり、コンパクトでシックな装い。「包まれている感覚で熟睡できる広さ。私たちにちょうどいい」と２人は話す。

生活動線と省エネ性能も追求

　モダンなデザイン性に加え、スムーズな生活動線が確保されている。家屋の北西側にあるインナーガレージの玄関より室内に入ると、ウオークインクローゼットやパントリーなどの収納スペースが連なり、キッチンにつながる。これらはすべて家の北側部分に配置され、ＬＤＫには余計なものを一切置かずに、シンプルな空間をつくることに成功した。

　省エネ性能も高められている。太陽光発電と太陽熱の両方のシステムを取り入れ、床下暖房よりコストのかからない床下エアコンを採用している。

　「造り手と良いパートナーシップを築けたからこそ実現できた、100％理想通りの家。毎朝、目が覚めると、幸福感に包まれます」とＫさんは語る。