空き家の利活用を進めるため、渋川市はリノベーションの実例を紹介する冊子を制作し配布を始めた。移住・定住、空き家に関する相談イベントなどで配り、有効活用のきっかけにしてもらう。
地域おこし協力隊の星野隼人さん(28)ら、県内外からの移住者3人の実例を掲載。市街地で築85年ほどの民家を改修中の星野さんが移住の経緯や改修の苦労、利用した市の助成金を紹介している。
体験を語った星野さんは「市内にも古い空き家がたくさんある。購入してリノベーションしたい人のイメージが湧くよう心がけた」と話す。冊子のデザインは、市内を拠点とする学生らのグループ「よはく」の石川夏向花(ひまわり)さん(20)=県立女子大2年、が手がけた。「市の手厚い支援が伝わるようにした。見やすく楽しく読めるビジュアルを意識した」という。
A5判フルカラーで8ページ。第1弾として500部制作し、第2弾は来年1月末に500部発行する予定。