伊勢崎市の空き家情報バンク事業の活用について市は、不動産会社「ドリームプランニング」(横浜市、高橋樹人社長)と協定を締結した。協定期間は1日からの1年間。同社が運営する情報サイト「ウチカツ」などを通じて事業を周知し、空き家バンクの登録と利用促進を目指す。
市役所で締結式を開き、臂泰雄市長、高橋社長がそれぞれ協定書に署名した。
臂市長は「空き家対策は大きな課題。さまざまな手法で連携してもらえるのはありがたい」と述べ、高橋社長は「空き家を活用して未来につなげることが(同社の)役目で、全力を尽くしたい」と語った。
市住宅課によると、3月末時点で市内に約2800軒の空き家が確認されている。2018年3月の事業開始以降、登録は21件で17件が成約に至ったものの、空き家バンクの利用は伸び悩んでいるという。26年度までに登録件数を45件とする目標の達成に向け、民間のノウハウを生かすことにした。