上質な意匠と快適空間の平屋の住まい 和モダン「Ｚ－ＯＮＥ」モデルハウス

太い梁や格子戸などを巧みに生かす

　個性的な家づくりで異彩を放つ善衆建設。同社のラインナップの中で和モダンを打ち出す「Ｚ－ＯＮＥ」のモデルハウス（太田市薮塚町）は、太い梁や格子戸、木目を浮かび上がらせた床など、随所に古民家のイメージを取り入れながら、モダンな空間を創出している。

　人気の平屋造りを生かしたデザインで、ウッドデッキを４つの建屋が取り囲むような独特のかたち。同社ならではの自由設計の本領が発揮されている。さらに、土間から玄関ホールの床面はアンティークなタイル仕上げ。和室に見られる伝統的な和の造作と新しい感覚の融合も目を引く。これら意表を突くデザインの中でも、住まいの中心となるリビング・ダイニング・キッチン（LDK）の空間は、心地よい衝撃を伴って見る者を圧倒する。

やすらぎのある「陰翳礼讃」の世界

　現代の住まいは一般的に明るさを求める。しかしこのモデルハウスの室内で感じられるのは、LDKを中心とした“ほの暗さ”だ。床や壁、天井、黒い梁、家具調度類を含め、深く落ち着いた色調で統一され、それが居心地の良さとやすらぎをもたらす。伝統的な日本家屋のほの暗さの美について、作家の谷崎潤一郎が言及した「陰翳礼讃」の世界がここにある。

　和の住まいの良さと関連して、玄関ホールや主寝室などに見られる塗り壁のバリエーションも見どころの一つだ。左官の技術によるもので、同社専任の職人集団「ＺＥＳＴ会」の実力の一端を示す。妥協しない仕上げ、造作の収まりの美しさをこのモデルハウスでも見ることができる。

美しく洗練された独自の家づくり

　同社の家づくりは上質なデザインが際立つ。美しく洗練された住まいを造る思いと設計・施工力が、同社が提唱する「ＯＮＥ ＆ ＯＮＬＹ ＨＯＵＳＥ」を生み出す。心地よさ、住みやすさを満たした上で、誇りと愛着を感じられる住まいであることを大切にしている。こだわるのは「デザイン」「快適さ」「未来」。さらに高気密高断熱など、健康な暮らしに必要な性能を磨き上げる。自由設計による敷地対応力も高い。

　これら全ての要素が「Ｚ－ＯＮＥ」モデルハウスに集約されている。2019年７月開設以来、見学（要予約）した人の成約率が高いのもうなずける。このほかシンプルモダンの「Ｓｔｙｌｅ ｏｆ Ｚ」、規格住宅「ＣＡＳＡ－Ｚ」も用意している。