ずっと安心して暮らしていける 無垢と漆喰で満たした〝本物〟の健康住宅

健康住宅へのこだわり

　「木の家への憧れがずっとありました」。30代のＴさんご夫妻が新居を構えて３カ月。木の香り漂うモダンな和風住宅を建築したのは遠藤建設。「母が遠藤さんを見つけてくれました」。そう話す奥さまは、自然素材を用いた健康住宅への強いこだわりがあった。化学物質や電磁波に対する過敏症を併せ持つ母親が気軽に訪問でき、家族が安心して末長く暮らせる家づくりを希望していたからだ。

　「防カビ剤や接着剤を使わない本物の健康住宅です」と自信をのぞかせる遠藤健一社長。打ち合わせにじっくり時間をかけてご夫妻の要望に耳を傾け、できる限りの対策を講じ、安心安全な材料集めに尽力したという。

木質感を生かした家づくり

　同社の完成見学会へ２度３度と足を運ぶごとに、隅々まで丁寧に造られた家の職人技にほれ込んだというご夫妻。「建てた家から遠藤さんの人柄が伝わってきた」と当時の印象を振り返る。間取りや使う素材などの要望は出しつつも、同社の持ち味である木質感を存分に生かした意匠については、心置きなく委ねた。

　こうして完成したT邸は、玄関ドアを開けた途端に木が香り視界に入る、やさしい風合いの家。柱を現しにした真壁づくりの居住空間は、桜の木を床に敷き詰め、壁や天井にも無垢板を張り、漆喰の白壁と相まって自然素材だからこそ味わえるぬくもりを醸し出している。欅の大黒柱や銘木の一枚板を用いたカウンターテーブルも存在感がある。

安心して暮らせる住まい

　共働きのご夫妻にとって、ゆったりとしたリビング空間で過ごす時間は癒やしのひととき。住み心地を尋ねると、「収納を各所に作ってもらったから物が散らからない」と奥さま。ゆとりある広さのキッチンは作業がしやすいと、家事効率のよさを挙げた。ご主人は雨の降る音が聞こえないことや、雨を感じさせない快適な室内環境に驚いたという。化学物質に敏感なお母さまも完成当初から安心して入室できた。　

　「ご家族に喜んでもらえて良かった。とてもやりがいがあった」と遠藤社長。ご主人は「健康に暮らすための家を考え抜いてもらいました。無垢の経年変化を楽しみながら、ここで家族が一日でも長く暮らしていけたら」と思いをはせた。