つぼの中で焼いたサツマイモを提供する「つぼ焼きいも・夢座家」（伊勢崎市上植木本町）が、店舗敷地内の空き家を改装して新たに開業した。焼きたてのねっとりした食感が特徴の「つぼ焼き芋」を中心に、つぼ焼き芋の冷やし、冷凍、干し、ジェラートなどをそろえる。
店主の橋詰勝啓さん（42）が、父の純一さん（71）と母の京子さん（70）から２年前に店を引き継いだ。新店舗の面積は約50平方メートル。ベンチとテーブルを用意し、飲食スペースを新たに設けた。交流サイト（ＳＮＳ）で呼びかけ、地元の子どもたちに床の板張り、ベンチ作り、壁のペンキ塗りなどを手伝ってもらった。
サツマイモは紅はるかを使い、保冷庫で最低２カ月熟成させる。高さ約１メートルのつぼの中に15本ほどつるし、約２時間焼く。その間、頻繁にイモの向きや場所を入れ替え満遍なく熱することで、蜜があふれ糖度の高い焼き芋に仕上がる。
つぼ焼き芋と冷やしは１００グラム当たり１６０円、冷凍は同１８０円。干し芋は１袋５００円、つぼ焼き芋を練り込んだジェラートは４００円から。今後はシェイクの販売も考えている。
橋詰さんは「気軽に立ち寄れる場所にしたい。とろとろして甘みがある焼き芋を年間を通じて提供しているので味わってほしい」とＰＲする。
午前10時～午後５時。日、月曜定休。問い合わせは同店（☎０９０・９９７５・５６６７）へ。
