桐生市による空き家対策セミナー「人生を軽やかにする整理術」が28日、同市の美喜仁桐生文化会館で開かれた。約70人が終活や家財の生前整理に関する講演に聞き入った
市空き家対策室と終活サービスを提供する鎌倉新書(東京都)が開いた。同社が運営する相談窓口「シニアと家族の相談室」店長の中野雄平さんが講師を務めた。
中野さんは生前整理をすれば、肉親を亡くしてつらい状況にある遺族の負担を減らすことができると説明。物の整理は「一度に片付けず、完璧を目指さないことが大事。『使える』と『使う』は違う」と説いた。資産の整理では、遺族が困らないように内訳をエンディングノートに明記するよう助言した。
会場には不動産業者や法律事務所などのブースが並び、講演後には個別相談会も行われた。