住民や企業から寄付を集め、地域の課題解決に生かすぐんま未来基金(前橋市大渡町、小竹裕人代表理事)は8日、同基金が実施する助成プログラム「地域別支援助成」の公開2次審査会を県庁で開いた。1次審査を通過した7団体が、それぞれ地域に根差した事業についてプレゼンテーションした。
助成プログラムは東毛、中毛、北毛、西毛の4地域に分けて募集。この日は、7団体の代表者らが空き家を活用した子ども向けワークショップや、中学生が赤ちゃんと触れ合う体験といった事業を熱意あふれる語り口で紹介した。審査の結果、全団体の採択が決まり、贈呈状が手渡された。助成金総額は66万9600円。
審査員も務めた小竹代表理事は「出生数が低下する中、今の子どもを丁寧に育てていかなければならない。子どもに関する事業の応募が多かったのは皆さんも同じ気持ちなのかと感じた」と総評した。
来年1月に7団体の事業の活動報告会が開かれる予定。