自治体の広報媒体を対象とした全国広報コンクール(日本広報協会主催)の審査結果が発表され、広報紙の都道府県・政令指定都市の部で本県の「ぐんま広報」(2024年9月号)、市の部でみどり市の「広報みどり」(同年10月号)、町村の部で邑楽町の「広報おうら」(同年12月号)がそれぞれ入選した。
ぐんま広報は健康づくりについて掲載。ふんだんな情報量と、デザインや統一感に優れており、3カ月ごとに折り込まれる「ツルノス プラス」の企画や読み応えも併せて評価された。メディアプロモーション課は「励みになる。広報を多くの人に読んでもらうきっかけになれば」とする。
初の入選となった広報みどりは市のまちづくり事業の取り組みについて、ページの半分以上の大きさで写真を使うなど大胆な紙面作りで特集。「見せて伝えることを念頭に読者を引き込む内容に仕上がっている」と評価された。地域創生課は「今後も市内で頑張る人を紹介していきたい」と意気込んだ。
「広報おうら」は同部門で11年ぶりの入選。全国で問題化している空き家について町内の現状や専門家へのインタビューを交えながら、町の補助制度を紹介。内容に加え、図やグラフなどを効果的に活用した点が評価された。企画課は「町民の目線に立った広報を作り続けたい」とした。