群馬、埼玉、長野など5県で発生した広域連続窃盗事件で、県警捜査3課と前橋など6署の合同捜査班は2日、邸宅侵入と窃盗(未遂を含む)などの疑いで、いずれも桐生市の28~31歳のベトナム国籍男3人が、計114件に関与したとして、前橋地検に送検し、捜査を終結した。被害総額は約1230万円とみられる。
合同捜査班によると、3人は仲間と共謀して2022年5月ごろ~昨年8月6日ごろ、本県など5県の空き家などに侵入し、現金や指輪、ネックレスなどを盗んだ疑いがある。
3人とも容疑を認め、「盗んだ現金は生活費や遊興費に充てた」と話しているという。貴金属は売却したとみられる。
各県の被害は、群馬54件、埼玉31件、長野20件など。県内では、高崎市が最多17件で、藤岡市9件、前橋市7件と続いた。
夜間に空き家などのガラスを割り、侵入する手口で犯行を繰り返したとみられる。