5人が事業構想発表 前橋でアトツギ部成果発表

5人が事業構想発表 前橋でアトツギ部成果発表
       

県内中小企業で事業承継が課題となる中、企業の後継者らを支援する県の事業「GUNMAアトツギ部」の成果発表会が6日、県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」で開かれた。昨年11月から新商品開発や新規事業の創出を練ってきた5人が、将来のビジョンや事業案を発表した。

登壇したのは勝山電気工事(高崎市)の宮島茜さん(32)、ウベハウス東日本(同)の反町優哉さん(35)、ミヤマ(同)の天田広さん(34)、GGC(同)の福島志緒(しおん)さん(28)、ナック(前橋市)の田所くるみさん(39)。専門的な指導を受けながら事業構想をまとめ、5分間のプレゼンテーションに臨んだ。

電気工事業の宮島さんはクリニックのプロデュース構想を説明。反町さんは空き家や空き地対策となるコンクリート造りの一戸建て住宅の建設を提案した。天田さんは、フィリピン人に特化した介護人材の採用や育成を掲げ「優秀だから採用するという価値に変えたい」と力を込めた。田所さんはフランス直輸入の塩を使った調味料を、福島さんは上州牛の希少部位を使うドッグフードを提案した。

発表に対し、アクセンチュアの金井修マネジング・ディレクター、駒田建築設計事務所の駒田由香取締役、ベイシアの太田善治食品本部長が「ターゲットを明確に」などと助言した。

アトツギ部は2023年度に開始。25年度は「後継者教育プログラム」を追加する予定で、育成の充実を図る。

  

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