高山村地域おこし協力隊らの合同活動報告会が村いぶき会館で開かれた。協力隊10人と地域活性化起業人3人、移住定住コーディネーター2人が住民ら約70人に向けて、これまでの活動や今後の展望を語った。
隊員らは農業や地域振興の分野で活動。会場では取り組みをパネルでも紹介し、来場者と交流した=写真。
移住定住コーディネーターの木暮咲季さんと山中武さんは、本年度70組の相談を受け付けて5組の移住が成立したと報告。新年度は空き家調査にも取り組みたいと述べた。
協力隊の西角麻美子さんはワイン用ブドウの栽培やワイン醸造に力を入れる。村が昨年「ワイン特区」に認定されたことからワイナリー設置を目指しており、「村産ブドウで村のワインを造って発信したい」と意欲を見せた。
地域活性化起業人の藤田直樹さんは、農産物加工の「さとのわフードファクトリー」などの運営を支援。「任期が限られる中で選択と集中を大切に。村の発展に貢献したい」と述べた。