JR前橋駅近くの空き家をリノベーションした地域コミュニティスペース「GALYEA前橋」が、2025年3月にオープンしました。イベントに活用してもらおうと外部にも貸し出しており、若者たちの集う交流拠点となっています。
「GALYEA前橋」を主宰するのは、群馬地域活性化団体「かんますべー」代表の大和隆生氏さん。妻の出身地である高崎市に都内から移住し、オンラインで交流するプラットフォーム「GALYEA」を立ち上げました。参加者がリアルに交流できる拠点をつくろうと、自ら空き家をリノベーションしました。
1階はリビングとコワーキングスペース、2階はフラットな空間でイベントスペースのほか5~10人のミーティングなどにも使えるそうです。
空き家は築50年の民家で、畳や階段などにどこか昭和レトロな雰囲気を感じます。
リノベーションは自己資金で専門家に依頼し、壁塗りなど部分的に手伝ったりもしました。
レトロでありながらおしゃれな空間に満足していますが、あえて後悔している点を挙げるなら「断熱性能にもっとこだわれば良かった…」とのこと。
大和さんは「古い建物なので断熱性能が低く、しかも群馬は夏は暑く、冬は寒い。断熱にもっとお金をかければ、居心地の良さがアップしたのかも…」と振り返りました。
「GALYEA前橋」では、空き家というリアルな拠点と、ブロックチェーンを活用した新しい組織形態「DAO」を組み合わせて活動しています。
DAOでは地域課題の解決などにつながる「タスク」があり、これに参加することで「リワード」(報酬)が受け取れるというメリットも。
現在は「GALYEA前橋」の内部をメタバース上に再現するというタスクが進行中。タスクがあることでコミュニティーに参加しやすく、大和さんは「DAOの仕組みを使うことで皆がフラットにつながり、若い人も地域に参加しやすくなればうれしい」と期待しています。
GALYEA前橋
住所:前橋市本町2-19-4
営業時間:9時~22時
利用料金:1人当たり500円
詳しくはホームページへ