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すみか建築家くらぶ

徳井 正樹

「家は家族時間の貯金箱」だと考えます。ひとつの家族が、家に何を期待し託そうとしているかを引き出すのが私の役割。50軒を越える家族に、素材探訪などの体験や発見を準備してきました。高崎観音山陵に自宅を構え24年目。「群馬の家景色を美しくしていく!」のが私の夢仕事です。

徳井正樹建築研究室
住所 高崎市石原町3124-3
TEL 027-322-1091 URL http://www.tokui.com
E-mail tokui@tokui.com
プロフィール
1959年
桐生市出身。住宅専門の設計工房を開設し34年。
1993年
「吉岡賞」を受賞(建築界の新人建築家登竜門)
1996年
「高崎1日家づくり学校」(開講21年)建築家の自宅を公開
2003年~
「甍賞金賞」「国交省大臣賞」「都市景観賞」等、受賞多数
2009年
著書「風土素材の源流を歩け」刊行
2018年
「ぐんまの家 最優秀賞」受賞(各賞通算7作目)
作品

片岡町の家
建主+施工者+素材+設計者が一体化した家

託されたのは旧家二世帯の大きな夢。それを伝える建主の言葉は「Family」の一言でした。その意味を3年半の歳月をかけて読みほどき、柱一本、框一枚、積み上げた石一つ一つを建主ご家族に丁寧に説明し、様々な素材がこの家でのどんな役割を担うかを、現場員全員で共有しながら築きあげました。竣工間際「もう完成してしまう」という切なさを皆で味わいながら。

所在地 高崎市 構造 在来木造2階建て
用途 二世帯住宅 施工期間 14ヶ月
施工 株式会社
津久井工務店

家族を包む居間天井は立ち会った製材板

繋ぐ家(つなぐいえ)
「ぐんまの家 2019 最優秀賞」受賞

「繋ぐ家」に託したのは、人の繋がり、言葉の繋がり、素材の繋がり、記憶の繋がりです。建主家族を丸太買い付けに誘い、樹齢100年の杉の製材を体験すると、手摺の手触り一つでも子供たちの記憶は永く残ります。家族の夢の大仕事を託される住宅設計者には、考え抜いた図面を描けば描くほど、それを具現化してくれるプロたちに感謝と敬意を持って現場入りしなければ、永く愛される家は実現できないと考えています。

所在地 安中市 構造 在来木造2階建て
敷地面積 500平米 施工 株式会社 数寄屋建設
延床面積 150平米

調理中も会話が弾むオープンキッチン

広い南屋根面は群馬特産の「能瓦」

トップライトがキッチン、食卓、
デスクを照らす

天井は施主買付支給の秋田杉